─────────────────────────────────── ■■中国地域MOTコンソーシアムメールマガジン第9号(2004年6月1日)■■  このメールは毎月1回(各月の第1週),中国地域MOTコンソーシアム関係 者の他,登録された皆様にお届けします.ホットニュースがあるときには, 号外をお届けすることもあります.  【コンソーシアム会員の連絡ご担当者の方へ】  本メールはコンソーシアム会員の連絡ご担当者にお送りしていますので, 貴社(機関)の関連する部署の方々にもご回覧していただきますようお願い 申し上げます.また,ご連絡担当者以外の方で直接配信を希望される場合に は,コンソーシアム事務局までご連絡下さい. ─────────────────────────────────── 【もくじ】 ●連載第7回「MOT一口メモ」  アンケート結果のご報告と今後の活動に向けて ●連載第6回「技術経営箚記【さっき】」 ●MOT関連情報  ○テクノシンポジウム「技術開発から事業創造へ」(6/9 広島)  ○第4回 IIS イノベーションフォーラム (6/9 大阪)  ○MOT特別シンポジウム (6/10-11 東京)  ○産学連携学会 第2回大会 (6/11-12 福岡)  <以下7月以降>  ○日本知財学会 平成16年度学術研究発表会 (7/10-11 東京) ●バックナンバーのお知らせ (中国地域MOTコンソーシアムホームページ: http://www.chugoku-mot.org/) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             MOT一口メモ 第7回 ======================================================================        アンケート結果のご報告と今後の活動に向けて ======================================================================  当コンソーシアムではこの4月、今後の活動の方向を考えるため会員の皆様 にアンケート調査をお願いし、36社(機関)の方々からご回答を頂きました。集 計結果はホームページに別途掲載いたしますが、その概要をご報告させていた だきます。  回答数は36で回答率は50%をやや下回りました。業種、資本金や従業員数は 様々ですが、所在地では広島県が18と半数、次いで山口県が12となっています。  コンソーシアム入会の動機では、「MOTについて広く知識を得たい」が18 と半数、次いで「MOTを自社の経営に役立てたい」が8でした。ホームペー ジに対するご意見では、「興味ある情報が掲載されている」が18と半数、「あ まり興味ある情報が掲載されていない」が11、メルマガについては、「興味あ る情報が掲載されている」が23、「あまり興味ある情報が掲載されていない」 が9と、ホームページよりもやや高い評価でした。今後ホームページやメルマ ガに掲載して欲しい内容としては、「我が社のMOT導入事例、各大学のMO Tの取り組み姿勢・内容、MOT研究者、教育者の意見交換」などがあげられ ています。また、「セミナー等に参加できなかった人のために講義内容等をHP で公開してほしい」という希望も挙げられました。  昨年11〜12月に開催した特別セミナーについては、「参加した」が8で、そ のうち「有意義だった」が7、「あまり有意義ではなかった」が1でした。参加 しなかった方のうち、「参加したかったが時間や場所の都合でできなかった」 が7あり、参加された方のご意見として「MOTの定義がよく判らず、全体と して統一性があるとは思えなかった。無理にカリキュラムを作るのではなく、 きちんと整理さされたパート(例えばホントのTechnology/技術の領域)に絞っ て手がけてゆくべきではないか。もっと産業界の意見を聞く必要があると感じ る。」などの具体的提言を頂きました。  コンソーシアムで今後望まれる活動としては、「MOTに関するセミナー・ シンポジウムなどの開催」が19と最も多く、次いで「MOTの講義を無料で社 会人向けに広く開催する」が16、「講義の内容を充実させ有料で開催」が7、 また、「大学と企業が共同で企業の抱える技術経営上の課題について研究を進 める」も10挙げられました。セミナー等の具体的な開催地としては、広島市、 山口市、周南市をはじめとして中国5件の県庁所在都市など、幅広い希望があ りました。  また、コンソーシアムが重点的に取り組むべき分野としては、「知的財産戦 略・研究開発マネジメント」が21、「経営戦略」が19、「販売・マーケティン グ」が17と、この3項目が上位にランクされました。そのほか自由意見として は、「技術の領域をきちんと整理・体系化することから始めるべき」、「技術 の目利きに関する情報を掲載してほしい」、「地域、県、個々の学校という範 囲に留まらない、広いアプローチを続けて欲しい」、などがありました。  今回のご意見を参考にさせていただき、各地域でのセミナー開催などの具体 的な取組みを行っていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくご支援 お願い申し上げます。                        (山口大学・向山尚志) ━★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               技術経営箚記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★━  箚記は「さっき」と読み,読書録のことです.MOT(技術経営)に関わる書 籍を紹介します. ======================================================================   遊タイム出版編 『あっぱれ!東大阪モノづくりワンダーランド』             (2003年,遊タイム出版) ======================================================================  3月26日に鳥取市で開催された中国地域産学官コラボレーションシンポジウ ムで、東大阪市の(株)アオキの青木社長が人工衛星の打ち上げを目指した活 動を講演されました。本書は企業数8000社で可住地単位面積あたりの工場 密度日本一、歯ブラシからロケットまでと言われるモノづくりの街、青木社長 の地元、東大阪のシェアナンバーワン企業、オンリーワン企業(130社以上あ るそうです)を中心にその活力の源を紹介したものです。産学官連携の様子か ら異業種交流による共同受注体の紹介や東大阪ブランド認定製品リスト(筆者 も大阪人ですがそんな「ブランド」があることは本書ではじめて知りました) まで載っています。  地域の産業活性化を考える時、企業が元気を出したい時の栄養ドリンク剤の ような書物と思います。                        (広島大学 久保元伸) ======================================================================           長島牧人著 『戦略構想力を磨く』            (2003年,日科技連出版社刊) ======================================================================  新米のコンサルタントが先輩についてクライアントから依頼された仕事を進 める過程を読み物の体裁(無論、架空の話です)にしてある書物で、業界構造 分析、キャッシュフロー計算やマーケテイングなどのやり方を主人公と一緒に 学びながら戦略を構築する疑似体験ができるようになっています。いわば、主 人公と一緒に戦略構築のOJTを受ける形式です。  分かりやすく学べるよう配慮されていますが、索引があれば更に使いやすい と思いました。                        (広島大学 久保元伸) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               MOT関連情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ====================================================================== ◆ テクノシンポジウム特別公開講演会「技術開発から事業創造へ」(広島) ======================================================================  (財)中国技術振興センターは、新事業の創出に向けて、目利き人材育成の 経験を生かした「成功する事業創造法」についてのノウハウと実際に「大学シ ーズの事業化」に取り組んだ事例をご紹介するために、今年度第1回の特別公 開講演会を開催します。  日 時: 平成16年6月9日(水)  場 所: 八丁堀シャンテ 3階 鯉城 (定員150名)       (広島市中区上八丁堀8-28 TEL(082)223-2111)  詳 細: http://www.gr.energia.co.jp/ctpc/h15semiannai.html ====================================================================== ◆ 第4回IISイノベーションフォーラム 特集:新しい大阪大学(大阪) ======================================================================  「IISイノベーションフォーラム」は、新事業創出に向けての経営情報を はじめ、産学連携の動きや大学等の各種支援機能の情報をベンチャーや新規ビ ジネスに取り組む皆様に広く提供し、ご活用頂くことを目的としております。  今回は、「新しい大阪大学」をフォーラムのテーマとして、大阪大学総長 宮原秀夫氏をお迎えして特別に講演いただくと共に、大阪大学発のベンチャー などに携わっておられる3名の先生方にご講演いただきます。  日 時: 平成16年6月9日(水)13:30〜17:20       (終了後交流会17:30〜19:00)  場 所: 中之島センタービル2階 「淀の間」(交流会「松の間」)       大阪市北区中之島6-2-27  プログラム:   開会挨拶(13:30〜13:40)    アイ・アイ・エス 理事長(ソニー顧問)    (関経連・産学連携部会長)      金田嘉行 氏   特別講演(13:40〜14:40)   「大阪大学に於ける産学連携と人材育成」    大阪大学総長             宮原秀夫 氏   休憩(14:40〜15:00)   講演   「ベンチャーの新たな胎動」(15:00〜15:45)    日本ベンチャーキャピタル(株)会長   文箭安雄 氏   「阪大発ベンチャーサイエンス&ベンチャービジネス」   (15:45〜16:30)    大阪大学大学院工学研究科教授     河田 聡 氏   「関西はバイオの首都になれるか?」(16:30〜17:15)    大阪大学大学院医学系研究科教授    森下竜一 氏   閉会挨拶(17:15〜17:20)    アイ・アイ・エス 専務理事      小林敏郎 氏      交流会(17:30〜19:00)    リーガロイヤルNCB 2階 松の間   参加費: フォーラム無料/交流会お一人¥3,000(当日申し受けます)      申込期限:平成16年6月2日(水)      申込方法:上記お申込期限までに,所属先,部署・役職,氏名,電話番        号,FAX番号をご記入の上、        FAX又はforum@iis.or.jp 宛にご連絡ください。   問い合せ:    アイ・アイ・エス 担当:長谷川 e-mail : forum@iis.or.jp ====================================================================== ◆ 東レ経営研究所 MOT特別シンポジウム (東京) ======================================================================  −“ハイテク文化立国”日本の胎動 −新産業・新事業の創出に、   技術はどう応えるか!−  東レ経営研究所では、新産業・新事業創出に向けての技術・経営の役割は何 かという課題について、下記のシンポジウムを開催します。みなさまのご参加 をお待ち申し上げております。                日 時: 6/10(木)、11(金) 両日とも9:50〜16:50  場 所: ビジコン新宿セミナールーム(新宿駅西口徒歩5分)  内 容:  (1)セッション1(6/10)   テーマ:「新産業・新事業の創出、起業家の条件を探る」    ・東京大学大学院 工学系研究科 教授 松島克守氏    ・ザインエレクトロニクス 代表取締役 飯塚哲哉氏    ・コーポレート・イノベーション 代表取締役 織畑基一氏  (2)セッション2(6/11)   講演事例:   「ユビキタス、資源・エネルギー10分の1ものづくり、    ヘルシア緑茶ビジネス」    ・日立製作所 中央研究所 研究主幹 宇佐美光雄氏    ・INAX  基盤技術研究所 所長 井須紀文氏    ・花王 ヘルスケア第1研究所 第1研究室長 小御門雅典氏  詳 細: http://www.tbr.co.jp/jinzai/new.htm ====================================================================== ◆ 産学連携学会 第2回大会 (福岡) ======================================================================  日 時: 平成16年6月11日(金)〜12日(土)  会 場: 西日本新聞会館16階・福岡国際ホール  主 催: 産学連携学会  内 容:   (1)シンポジウム    ・ベンチャーシンポジウム    ・九州西中国・大学学長シンポジウム    ・地域産学官連携のかたち   (2)一般講演    ・技術移転、リエゾン    ・知的財産権    ・事業化戦略    ・教育、人材育成    ・産学連携一般   (3)産学マッチングセッション    ・産業技術とアイディア    ・事業企画    ・シーズ紹介    ・新産業構想と技術ニーズ    ・産学連携に関する論考    ・産学連携一般   懇親会 6月11日(金)18:10〜20:00   参加費:    大会: 正会員5500円、同学生2500円、非会員8000円    懇親会: 正会員5500円、同学生2500円、非会員5500円   詳 細: http://j-sip.org/annual_meeting/2nd_fukuoka2004/Information_040405/index.html ====================================================================== ◆ 日本知財学会 平成16年度学術研究発表会 (東京) ======================================================================  2004年7月10,11日に第二回年次学術研究発表会【担当理事:石田 正泰理事(凸版印刷株式会社専務取締役)、 実行委員会委員長:菊池純一氏 (青山学院女子短期大学教授)】を青山学院(東京・渋谷)にて開催致します。  昨年のべ1700人の参加があった年次大会ですが、今年はさらに規模と質 を向上させた企画を準備中です。現在80を超える一般発表と企画講演会など 100を超えるプログラムを企画しております。詳細はHP上にて順次ご案内を 致します。皆様のご参加をお待ちしております。  日 時: 7月10日(土),11日(日) 9:30〜18:00    場 所: 青山学院・青山キャンパス(東京都渋谷区渋谷4−4−25)  参加費:   事前:HPにて7月5日まで受付 会員2,000円 非会員5,000円      (2日間共通・予稿集1冊含む)   当日:会場にて支払 会員5,000円,非会員8,000円     (2日間共通・予稿集1冊含む)  懇親会:   参加費5,000円(7月10日 18:00〜20:00)  詳細:   http://www.ipaj.org/research/research_040512.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             バックナンバーのお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  これまで発行してきました本メールマガジンのバックナンバーは,中国地域 MOTコンソーシアムのホームページの「関連リンク」にアクセスすることで お読みになれます.どうぞご活用ください. ====================================================================== 【注1】このメールマガジンは,中国地域MOTコンソーシアム関係者に配信     しています. 【注2】上記以外の方には,登録いただいた方にのみ配信します. 【注3】メールマガジンの配信登録を希望される方は,     mot@yamaguchi-u.ac.jpにご連絡下さい. ======================================================================  ▼ ご意見ご希望は,下記までご連絡ください.    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