─────────────────────────────────── ■■中国地域MOTコンソーシアムメールマガジン第15号(2004年12月1日)■■  このメールは毎月1回(各月の第1週),中国地域MOTコンソーシアム関係 者の他,登録された皆様にお届けします.ホットニュースがあるときには, 号外をお届けすることもあります.  【コンソーシアム会員の連絡ご担当者の方へ】  本メールはコンソーシアム会員の連絡ご担当者にお送りしていますので, 貴社(機関)の関連する部署の方々にもご回覧していただきますようお願い 申し上げます.また,ご連絡担当者以外の方で直接配信を希望される場合に は,コンソーシアム事務局までご連絡下さい. ─────────────────────────────────── 【もくじ】 ●連載第13回「MOT一口メモ」 ●技術経営箚記【さっき】 ●MOT関連情報  ○プロジェクトマネジメント学会(12/2 広島)  ○産学官連携ビジネス交流会(12/6 東京)  ○国立大学法人山口大学東京フォーラム(12/8 東京)  ○第4回産学官連携サミット(12/13 東京) (中国地域MOTコンソーシアムホームページ: http://www.chugoku-mot.org/ ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             MOT一口メモ 第13回 ======================================================================          「オタニエミ・サイエンスパーク視察」 ======================================================================  本年8月,北欧の国フィンランドの世界有数の研究開発拠点であるオタニ エミ・サイエンスパーク視察の機会を得ることができました.そこでは,世 界規模での事業展開を行うNOKIA社をはじめとしたIT関係企業や大学等の研 究施設が集積するとともに,それらの研究シーズを基にしたビジネスの起業 をサポートする所謂インキュベーション施設が整備されていました.その施 設は,テナント料等をもとに民間会社によって運営され,現在の入居者数は 約170社に上ります.また,学生などの経営ノウハウ・実績を持たない者や企 業をスピンアウトした者を対象とした,それぞれのカリキュラム・サポート 体制が確立し,入居希望者が後を絶たないとのこと.ご存知のとおり同国は 資源に乏しく国内市場も小さいことから,国際的に展開する企業の創出,国 際競争力の確保等を目的として,いち早く起業家育成・教育に関連する科目 を高等教育課程に組み込むなど,その成果が施設への入居者数等にようやく 現れてきたようだと,訪問先の経済団体で話を聞くことができました.当然 のことながら,こうした起業家精神を涵養することは一朝一夕にはいかず, 国・地域を挙げての戦略的な取り組みと合わせ,現在行っているMOT活動 の普及促進の重要性を改めて感じた次第です.                     (中国経済連合会 松永明生) ━★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               技術経営箚記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★━  箚記は「さっき」と読み,読書録のことです.MOT(技術経営)に関わる書 籍を紹介します. ======================================================================  山岡俊樹著『ヒューマンデザインテクノロジー入門』  (2003年,森北出版,ISBN:4-627-95511-1) ======================================================================  著者は東芝のデザインセンターを経て和歌山大学システム工学部の教授に なった方で,本書の中で「工学的とは行かないまでもある所定のアルゴリズ ムで(製品を)デザインすべき」との持論を展開しています.  「ヒューマンデザインテクノロジー」とは,著者が考案した,論理的にデ ザインや製品開発を行う方法で,本書の中では製品の企画から設計・評価ま での全容が具体的に紹介されています.  「ヒューマンデザインテクノロジー」の特徴は,あらかじめ準備された7 0のデザイン項目に照らしながら検討を行うため,検討漏れの無い設計がで きるという点にあります.この手法を学んだ学生がデザインコンペで受賞し た実績もあるということで,今後注目される実践的な製品開発手法と言えま す.                        (山口大学 福代和宏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               MOT関連情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ====================================================================== ◆プロジェクトマネジメント学会中国支部設立準備シンポジウム (広島) ======================================================================  日 時: 平成16年12月2日(木)13:30〜17:15  会 場: 八丁堀シャンテ(広島県広島市中区上八丁堀8−28)  内 容:   13:30 ご挨拶    河合輝欣氏(PM学会会長,TDCソフトウェアエンジニアリング(株))    関 哲朗氏(PM学会副会長,千葉工業大学)    三木俊克氏(山口大学工学部長)   14:00-14:40 基調講演    冨永 章氏(PM学会副会長,日本アイ・ビー・エム(株))   14:40-15:20 特別講演    田辺孝二氏(PM学会評議員,早稲田大学,元中国経済産業局長)   15:30-16:50 講演    保坂幸男氏((株)サタケ)    三木俊克氏(山口大学工学部長)   16:50-17:10 支援活動計画    大島直樹氏(山口大学)  会 費:中国支部設立準備シンポジウム・・・無料      懇親会・・・3,990円(当日受付にてお支払い下さい.)  申 込:氏名,所属・役職,住所,懇親会参加の有無,TEL・FAXを      ご記入のうえ,e-mailまたはfaxでお申込みください.  問合せ:プロジェクトマネジメント学会中国支部設立準備委員会      〒755−8611宇部市常盤台2-16-1      山口大学常盤キャンパスVBL棟2階MOT教育推進本部      TEL:0836-85-9876FAX:0836-85-9877      E-mailspm-c@yamaguchi-u.ac.jp ====================================================================== ◆産学官連携ビジネス交流会 (東京) ======================================================================  テーマ:産業界と大学との知的財産アライアンスへの期待  日 時:2004年12月6日(月)9:30〜17:00  会 場:学術総合センター  主 催:文部科学省,国立大学法人 東京農工大学  共 催:経済産業省,関東経済産業局,新日本監査法人  参加費:無料(情報交換会は2000円)  詳細:http://www.the-convention.co.jp/sangakukan/  問合せ:運営事務局      TEL:03-3423-4180  FAX:03-3423-4108      e-mail:sangakukan@the-convention.co.jp ====================================================================== ◆国立大学法人山口大学東京フォーラム (東京) ======================================================================  山口大学では地域基幹総合大学として「新たな知の広場づくり」を目指し, 山口大学の研究紹介と産学官連携への理解を深めるフォーラムを開催いたし ます.  日 時: 平成16年12月8日(水) 10:40〜18:30  会 場: キャンパス・イノベーションセンター       東京都港区芝浦3−3−6  内 容:1.山口大学長挨拶      2.来賓講演       「これからの科学技術政策と産学連携」       文部科学省科学技術・学術政策局長 有本建男氏      3.記念講演       「会社経営から見た産学協同」       山口大学特別顧問/元日立金属(株)取締役 松野浩二氏      4.来賓講演       「新たな産学官連携に向けて」       経済産業省産業技術環境局大学連携推進課長 中西宏典氏      5.山口大学の研究紹介      6.山口大学の研究推進・産学公連携・知的財産活動の取り組み        について      7.情報交換会(会費1000円)  申 込: 下記の詳細ページをご覧下さい.  問合せ: 山口大学学術研究部研究協力課       電話:083-933-5011 FAX:083-933-5810       mailto:event@yamaguchi-u.ac.jp  詳 細: http://www.crc.yamaguchi-u.ac.jp/forum/index.html ====================================================================== ◆第4回産学官連携サミット (東京) ======================================================================  産学官の連携を強化・推進するため,産業界,大学,研究機関,地方自治 体等のトップが一堂に会し,対話・交流する「産学官連携サミット」を実施 し,相互の理解増進と信頼関係の構築を図るとともに具体的な政策に反映す ることにより,我が国経済の活性化を図り,もって科学技術創造立国の実現 に資するものとする.  日 時: 12月13日(月)シンポジウム 13:00〜17:40                交流会    18:00〜19:30  会 場: 東京プリンスホテル「鳳凰の間」(シンポジウム)                「プロビデンスホール」(交流会)  住 所: 東京都港区芝公園3-3-1   電話:03-3432-1111  主 催: 内閣府,総務省,文部科学省,経済産業省,       日本経済団体連合会,日本学術会議  詳 細: http://www.dori.jp/sangakukan/ ====================================================================== 【注1】このメールマガジンは,中国地域MOTコンソーシアム関係者に配信     しています. 【注2】上記以外の方には,登録いただいた方にのみ配信します. 【注3】メールマガジンの配信登録を希望される方は,     office@chugoku-mot.orgにご連絡下さい. ======================================================================  ▼ ご意見ご希望は,下記までご連絡ください.    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