─────────────────────────────────── ■■中国地域MOTコンソーシアムメールマガジン第23号(2005年8月2日)■■  このメールは毎月1回(各月の第1週),中国地域MOTコンソーシアム関係 者の他,登録された皆様にお届けします.ホットニュースがあるときには, 号外をお届けすることもあります.  【コンソーシアム会員の連絡ご担当者の方へ】  本メールはコンソーシアム会員の連絡ご担当者にお送りしていますので, 貴社(機関)の関連する部署の方々にもご回覧していただきますようお願い 申し上げます.また,ご連絡担当者以外の方で直接配信を希望される場合に は,コンソーシアム事務局までご連絡下さい. ─────────────────────────────────── 【もくじ】 ●連載第21回「MOT一口メモ」 ●技術経営箚記【さっき】 ●経済産業省「技術経営人材育成プログラム導入促進事業」選定結果 ●MOT関連情報  ○知的資産経営と企業価値(8/3 東京)  ○技術戦略マップ講演会(8/5 広島)  ○知的財産の経済的な価値評価手法(8/24 東京)  ○実践的MOT研修プログラム(9/7-11/9 東京)  ○エネルギアマネジメントスクール(9/12 鳥取)  ○エネルギアマネジメントスクール(10/5 山口) (中国地域MOTコンソーシアムホームページ:http://www.chugoku-mot.org/ ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             MOT一口メモ 第21回 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                MOT雑感  昨年3月のメルマガ No.6で、「私見、MOTについて」と題した駄文を掲 載して頂いてから、早くも1年4ヶ月が経過しました。その間、MOTという 言葉はますます市民権を得て知名度も上がり、中国地域MOTコンソーシアム の会員数も93団体となりました。 とはいえ、それは大学と一部の企業に偏っているとも言えます。一般の企業で の知名度と必要認識度はそれほど高いとは思われず、一部大学院等で新設され た新しいコースの名称と言った認識レベルで留まっているケースも多いようで す。 もちろん、大学でMOT教材を充実させ、キチンと教え、ダブル・メジャーと も言われるMOT人材を輩出することが正攻法であると思います。 そうは思いながら、一方では企業が社内教育として全社を挙げて導入・展開す るMOTがあっても良いのではないかと思っています。 民間企業では、一般的に企画・管理部門や人事部門が“主流”だという文化が あります。しかし本当にそうでしょうか?私は、自社製品を市場で売り、キチ ンと回収し、市場やユーザーの情報・変化をいち早くキャッチし、自社にフィ ードバックする販売部門こそMOT的に考えても“主流”であるべきだと思っ ています。会社の全ての部門は、市場(マーケット)の動向を注視し、そこに キチンとフォーカスした商品作りをしないと、あっという間に市場から取り残 され、顧客から見放されることになります。 最近、松井証券の松井道夫社長のお話を聞く機会がありました。講演の中で、 松井社長は「企業における最大の無駄なコストは“時代とのギャップ”であ る。時代とのギャップのある企業は、あっという間にユーザー・消費者から淘 汰される。」と言われました。 前回も言いましたが、MOTの真髄は、Management of Technologyというより も、Market Oriented Technologyと言ったほうがピッタリくるように思えてな りません。          (社団法人 中国地域ニュービジネス協議会 三島憲介) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               技術経営箚記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ======================================================================  George Tesar他 編『Strategic Technology Management』  (2004年,Imperial College Press ,ISBN:1860943985) ======================================================================  本書は、イギリスのインペリアル・カレッジから出版されたMOTのケース 集です。サブタイトルに「科学、工学、そしてマネジメントの橋渡しをする」 とあります。  他大学からもMOTケース集は出されていますが、本書は、技術畑の人間が 書いたケース集であり、内容も技術の側面が非常に強いというところに特色が あります。たとえば、グライダーを開発するスウェーデンのベンチャー企業が 機体やエンジンの製造過程で悪戦苦闘する様子を描いたケースが収められてい ますが、このような内容は、技術系企業が研究開発での意思決定を行う際の参 考になると思います。 今後、弊大学のMOTの講義やセミナーの中で、本書の内容を紹介する機会が あろうかと思います。ご期待ください。                         (山口大学 福代和宏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               MOT関連情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ====================================================================== ◆ 「知的資産経営と企業価値」 (東京) ======================================================================  日 時: 2005年8月3日(水)12:15〜13:45  場 所: 経済産業研究所セミナー室(経済産業省別館11階1121)  議 題: 「知的資産経営と企業価値」   スピーカー: 住田孝之(経済産業省経済産業政策局知的財産政策室長)   モデレータ: 清川寛(RIETI上席研究員)  申込締切:8月2日(火)  参加費: 無料  担 当: 経済産業研究所 加瀬知子       e-mail: support-bblfriends@rieti.go.jp       tel: 03-3501-8398  詳 細: http://www.rieti.go.jp/jp/events/index.html ====================================================================== ◆ 技術戦略マップ講演会 (広島) ======================================================================  「我が国初の研究開発投資の戦略企画・実施のナビゲーター」  経済産業省では、平成17年3月、産学官の知見を結集し、我が国初となる 『技術戦略マ ップ』を、情報通信、ライフサイエンス、環境、ロボット、ナ ノテク等20の分野で策定しました。技術戦略マップは、(1)導入シナリ オ、(2)技術マップ、(3)ロードマップの3部から構成され、新産業を創 造していくために必要な技術目標や製品・サービスの需要を創造するための方 策を示したものです。 今後、本マップを幅広く産学官に提供し、異分野連携 等を促進するとともに、経済産業省の研究開発マネジメントに活用していきま す。同マップの地域での積極的な活用を図るため、下記のとおり、講演会を開 催します。  日 時: 平成17年8月5日(金) 13:30〜16:00  場 所: 広島ガーデンパレス      (広島市東区光町1−15 TEL082-262-1122)  主 催: 中国経済産業局、(独)産業技術総合研究所中国センター  対 象: 地域企業、研究機関、大学、産業支援機関等  講 師:  (1)経済産業省産業技術環境局研究開発課 渡邉企画官   テーマ:技術戦略マップの策定と今後の活用  (2)(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構   テーマ:技術戦略マップの部材・ナノテク分野における各論解説  (3)(独)産業技術総合研究所中国センター 矢部所長   テーマ:産総研第二期研究戦略を踏まえた産総研中国センターの研究展開  問合せ: 中国経済産業局地域経済部次世代産業課   担当: 黒木、長谷川、松尾   電話: 082-224-5680 FAX: 082-224-5645   メール: chugoku-jisedai@meti.go.jp  詳 細:  http://www.chugoku.meti.go.jp/event/sennryakumap/kouennkai170719.htm ====================================================================== ◆ 知的財産の経済的な価値評価手法 (東京) ======================================================================  「評価目的からインカムアプローチ、モンテカルロシミュレーション、知財  信託まで」  日 時: 8月24日(水)10:00〜17:00  会 場: 工業教育会館4F(東京・飯田橋 A) (地図はこちら)  受講料: 1名54,600円(受講料52,000円、消費税2,600円)       2名以上1名49,350円(受講料47,000円、消費税2,350円)  詳 細:  http://www.ebrain-j.com/cgi-bin/seminar/seminar_detail.cgi?id=20050824-0009&date=200508 ====================================================================== ◆ 実践的MOT研修プログラム (東京) ======================================================================  「管理職のビジネス力を高めるための技術の換金手法」  日 時: 2005年9月7日(水)〜11月9日(水)19:00〜20:30(全10回)  場 所: 千代田プラットフォームスクエア5F会議室  定 員: 先着40名(定員になり次第締め切らせていただきます。)  主 催: アドイン研究所  受講料: 80,000円  講師:   東京理科大学MOT研究科長教授 板生清氏   東京理科大学MOT客員教授 児玉充晴氏   東京理科大学MOT助教授 徳重桃子氏   東京大学教授 石原直氏  問合せ: アドインMOT研修プログラム事務局 NPO法人WIN   TEL: 03-5225-7895   e-mail: wada@npowin.org  詳 細: http://www.adin.co.jp/home/mot/apply.html ====================================================================== ◆ エネルギアマネジメントスクール 経営セミナー (鳥取会場) ======================================================================  「21世紀の企業経営」  エネルギアマネジメントスクールでは,企業の創造的改革を試み,新たな価 値を生み出す人材を育成することを目的として,下記のとおり経営セミナーを 開催します。    日 時: 平成17年9月12日(月) 13:30〜17:00  場 所: パレットとっとり  2階市民交流ホール      (鳥取市弥生町323−1)  主 催: 中国電力株式会社 エネルギアマネジメントスクール  対 象: 企業関係者  講 師:  (1)社団法人氷温協会 理事長 山根昭彦氏     テーマ:氷温から学ぶ知財開発と人づくり作法  (2)株式会社ハー・ストーリィ 代表取締役 日野佳恵子氏     テーマ:クチコミだけでお客様が100倍増えた  問合せ: 中国電力株式会社 エネルギアマネジメントスクール事務局   担当: 砂橋   電話: 082-523-6132 FAX: 082-523-6432   メール: tschool@pnet.energia.co.jp  詳 細:近日中にホームページに掲載いたします   http://www.energia.co.jp/school/ ====================================================================== ◆ エネルギアマネジメントスクール 経営セミナー (山口会場) ======================================================================  「日本再生のシナリオ」  エネルギアマネジメントスクールでは,企業の創造的改革を試み,新たな価 値を生み出す人材を育成することを目的として,下記のとおり経営セミナーを 開催します。    日 時: 平成17年10月5日(水) 13:30〜16:30  場 所: ぱ・る・るプラザ山口  会議室 椿      (山口市惣太夫町1−15)  主 催: 中国電力株式会社 エネルギアマネジメントスクール  対 象: 企業関係者  講 師:  (1)東海大学名誉教授 唐津 一 氏     テーマ:真の技術開発立国実現へのシナリオ  (2)ナカシマプロペラ株式会社 代表取締役会長 中島 博 氏     テーマ:最適創造カンパニーへの進化  問合せ: 中国電力株式会社 エネルギアマネジメントスクール事務局   担当: 砂橋   電話: 082-523-6132 FAX: 082-523-6432   メール: tschool@pnet.energia.co.jp  詳 細:近日中にホームページに掲載いたします   http://www.energia.co.jp/school/ ====================================================================== 【注1】このメールマガジンは,中国地域MOTコンソーシアム関係者に配信     しています. 【注2】上記以外の方には,登録いただいた方にのみ配信します. 【注3】メールマガジンの配信登録を希望される方は,     office@chugoku-mot.orgにご連絡下さい. ======================================================================  ▼ ご意見ご希望は,下記までご連絡ください.    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