─────────────────────────────────── ■■中国地域MOTコンソーシアムメールマガジン第29号(2006年2月1日)■■  このメールは毎月1回(各月の第1週),中国地域MOTコンソーシアム関係 者の他,登録された皆様にお届けします.ホットニュースがあるときには, 号外をお届けすることもあります.  【コンソーシアム会員の連絡ご担当者の方へ】  本メールはコンソーシアム会員の連絡ご担当者にお送りしていますので, 貴社(機関)の関連する部署の方々にもご回覧していただきますようお願い 申し上げます.また,ご連絡担当者以外の方で直接配信を希望される場合に は,コンソーシアム事務局までご連絡下さい. ─────────────────────────────────── 【もくじ】 ●連載第27回「MOT一口メモ」 ●技術経営箚記【さっき】 ●MOT関連情報 ○東京工業大学MOT特別セミナー (2/3 東京) ○第5回 MOT手法研修会 (2/4 岡山) ○アントレプレナーシップフォーラム (2/10 東京) ○鳥取大学ビジネス交流会 (2/13 鳥取) ○岡山の中小企業を伸ばすMOTシンポジウム (2/14 岡山) ○東京大学・東北大学ジョイントシンポジウム (2/17 東京) ○九州大学技術移転交流会 (2/20 福岡) ○第8回産学連携セミナー (2/28 広島) ○平成17年度 産学官コラボ倶楽部 (2/22,3/6,3/15広島) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             MOT一口メモ 第27回 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               「MOT的思考」  ある日曜日の午後、MOTスクールに参加する機会を得ました。その一端を メモしましたのでご覧下さい。 その1:技術力はあるのに事業の成果に結びつかないのはなぜか、技術の開発 課題は解決したのになぜ売れないのか。これは日常茶飯事の事例のようです。 その答えは、顧客の期待する価値とのギャップ、ということでした。 その2:商品をどのようにつくるかがプロセスイノベーション。何をつくるか がプロダクトイノベーション。 その3:ダントツの技術力や開発力を持つコア技術が必要であり、これがなけ ればたとえヒットしても他の追随を許し、すぐに淘汰される。 その4:差別化された商品をつくるためには、新たな技術を付加することが必 要であり、一方、新たな技術は不確定な要素が大きい。このため、技術を因数 分解してどんな要素技術が必要か、不足する要素技術、シーズを探索し、研究 することが重要。 その5:ローテクは、ローレベルではなく、ローリスク、ローリターンのテク ノロジー。ハイテクは、ハイレベルではなく、ハイリスク、ハイリターンのテ クノロジー。一般的には、先端技術ほど現実の世界から離れビジネスから遠ざ かる傾向を持つとの由。ハイテクがどの方向へどのくらいの速度で動いており、 マーケットにどのようなタイミングで落ちていくか理解できている、あるいは 考えることがまさにMOT。 その6:先端的で優れた技術はなぜ商品になりにくいのか。この答えの一つは ローテクと結びつけることができるハイテクを探すこと、あるいはその逆の発 想が有効。 以上、ご参考になれば幸いです。                      (中国経済産業局 隅田 誠) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               技術経営箚記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ====================================================================== W・チャン・キム、レネ・モボルニュ『ブルー・オーシャン戦略』  (2005年、ランダムハウス講談社、ISBN: 4270000708) ======================================================================  レッド・オーシャンとは既知の、ブルー・オーシャンとは未知の市場空間の ことである。既知の市場空間では、すでに顧客、ライバル企業、市場のルール が決まっているため、一定の大きさのパイを巡って血で血を洗う争いになる。 企業はレッド・オーシャンでの競争に埋没せず、新たな機会をつかみ取るため に、ブルー・オーシャンを切り開いていかなくてはならない…というのが本書 の主旨である。  しかしその本筋を離れて本書で面白かったのは、過去の戦略研究への批判の 部分である。『エクセレント・カンパニー』や『ビジョナリー・カンパニー』 は「企業」を戦略分析の単位にしていたが、これらの書籍で称揚されていた企 業の多くは没落してしまった。では、何を戦略分析の単位とするべきか? そ れを知るためには、本書をご一読のほど。                         (山口大学 福代和宏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               MOT関連情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ====================================================================== ◆ 東京工業大学MOT特別セミナー (東京) ======================================================================  「イノベーションと産学官連携」  日 時: 平成18年2月3日(金) 15:00〜18:00  会 場: 東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館デジタル多目的ホール  主 催: 東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科       東京工業大学産学連携推進本部  共 催: 大学院社会理工学研究科経営工学専攻       エンジニアリング知的財産講座  参加費:無料  プログラム(日英同時通訳)  特別講演 「イノベーションと新科学技術基本計画」(仮題)   丸山剛司氏(文部科学省科学技術・学術政策局長)  特別講義1 「インターネット情報革命と新事業創出」   瀧 久雄氏(客員教授、株式会社エヌケービー社長)  特別講義2 「Innovation, Competitiveness,         and the Role of Universities」   リチャード・レスター氏(MIT産業パフォーマンスセンター所長)  詳 細: http://www.mot.titech.ac.jp/data/event20060203.html ====================================================================== ◆ 第5回 MOT手法研修会 (岡山) ======================================================================  「技術戦略を探る特許情報検索」  日 時: 平成18年2月4(土) (9:30〜16:45 予定)  会 場: 岡山大学地域共同研究センター 会議・研修室  問合せ: 岡山大学地域共同研究センター 事務室       Tel 086-286-8002  申込先: 同 上  内 容:   9:30〜10:00 開講挨拶、 自己紹介、 グループ編成   10:00〜11:00 【講義1】特許に関する基礎知識   11:00〜12:00 【講義2】技術戦略と特許情報分析   12:00〜13:00 【食事休憩】   13:00〜14:20 【演習1】技術動向の調査   14:30〜16:00 【演習2】個別テーマの調査   16:00〜16:30 【まとめ】グループ発表   16:30〜16:45 閉講挨拶、 お知らせ  詳 細:   http://www.okayama-u.ac.jp/user/crc/home/act05/motsyuho_05.html ====================================================================== ◆ アントレプレナーシップフォーラム IN 東京 (東京) ======================================================================  「起業、そして海外へ!シリコンバレーに海外ビジネスを学ぶ」  日 時: 2006年2月10日(金)14:45〜18:30(17:30より交流会)  会 場: ジェトロ東京本部       http://www.jetro.go.jp/jetro/profile/map.html  テーマ:   「起業、そして海外へ!シリコンバレーに海外ビジネスを学ぶ」    アントレ精神(1)ビジネスプロデュースの成功要因と事例    アントレ精神(2)バイオベンチャーの経営戦略    アントレ精神(3)資金調達のノウハウ  講 師:    佐々木経世氏 イーソリューションズ株式会社 代表取締役社長    鮎川純太氏 テクノベンチャー株式会社 代表取締役社長    尾澤哲氏 株式会社セルフリーサイエンス 代表取締役社長  対 象: ハイテクベンチャービジネスに関心がある方  参加費: 2,000円(ネットワーキング交流会参加費込)        問合せ: ジェトロ産業交流課 担当:荏原・山本・若林       TEL:03-3582-4631 E-mail:bert@jetro.go.jp  詳 細: http://www.jetro.go.jp/events/seminar/20051226225-event ====================================================================== ◆ 鳥取大学ビジネス交流会 (鳥取) ======================================================================  日 時: 2006年2月13日(月)15:00〜17:00  会 場: キャンパス・イノベーションセンター東京 国際会議場  主 催: 鳥取大学、鳥取県、(財)鳥取県産業振興機構  内 容:   15:00 あいさつ・大学紹介   15:15 シーズ発表会 テーマ/機械・電気    1.-「低熱変位・高耐びびり性低消費電力型工作機械に関して」     大学院工学研究科教授 小幡文雄氏    2.-「曲面加工の高精度化について」     工学部機械工学科教授 田中久隆氏    3.-「超精密工作機械を支える位置決め技術」     工学部知能情報工学科教授 水本洋氏    4.-「知的走行システムの開発」     工学部電気電子工学科教授 小西亮介氏   17:30 懇談会(会費1000円)  詳 細:http://dndi.jp/data/1_20.html ======================================================================= ◆ 岡山の中小企業を伸ばすMOTシンポジウム (岡山) =======================================================================  MOTで、岡山の企業を元気にできるのか? このシンポジウムでは、講演2件とパネルディスカッションでこの課題に迫り ます。企業ならびに産学官連携実務をご担当の皆様のご参加をお待ちしています。   日 時: 平成18年2月14日(火)13:00〜17:10               (交流会:17:30〜19:00)  場 所: 岡山国際交流センター(岡山市奉還町2−2−1)  参加費: 無料(ただし、交流会は3,000円)  主 催: 経済産業省、岡山大学、岡山県  申込方法: 下記、詳細ページをご参照して頂き、申込用紙をダウンロード        して、必要事項をご記入の上、お申込み下さい。  申込締切: 平成18年2月9日(木)  申込み・  岡山大学地域共同研究センター事務室  問合せ先: TEL:086−286−8002        FAX:086−286−8007        mailto:center@crc.okayama-u.ac.jp ・詳細ページ http://www.okayama-u.ac.jp/user/crc/home/act05/MOTsinpo.html ====================================================================== ◆ 東京大学・東北大学ジョイントシンポジウム (東京) ====================================================================== 「イノベーションと知的財産  −米国パルミサーノレポート・仏ベファレポートと日本の針路−」  日 時: 2006年2月17日(金)13:00〜18:15  会 場: 秋葉原コンベンションホール  定 員: 100名  詳 細: http://www.most.tohoku.ac.jp/symp2006/ ====================================================================== ◆ 九州大学技術移転交流会 (福岡) ======================================================================  日 時: 2006年2月20日(月)14:00〜19:00  会 場: 九州大学創立50周年記念講堂4F 大会議室  主 催: 株式会社産学連携機構九州(九大TLO)  後 援: 国立大学法人九州大学、社団法人九州・山口経済連合会、       福岡商工連合会  参加費: 2000円  詳 細: http://www.k-uip.co.jp/gk/index.html ====================================================================== ◆ 第8回産学連携セミナー (広島) ======================================================================  本セミナーでは、「健康」をテーマに広島大学、県立広島大学、広島工業大 学、広島国際学院大学、近畿大学及び広島市立大学の先生方をお招きして、研 究概要を紹介していただきます。  日 時: 平成18年2月28日(火) 13:30〜19:00  場 所: 講演会:広島市工業技術センター3階研修室      (広島市中区千田町3−8−24)  研究成果展示: 広島市工業技術センター3階ホール      (広島市中区千田町3−8―24)  交流会: 広島県情報プラザ1階「ラ・リヴィエール」      (広島市中区千田町3−7−47)  主 催: (財)広島市産業振興センター、広島商工会議所  参加費: 講演会:無料、交流会:1人2,000円  申込み: 平成18年2月22日までにEメール又はFAXで下記に。  問合せ: (財)広島市産業振興センター産学連携推進室田邊(たなべ)       TEL 082-242-4170 FAX 082-245-7199  詳 細: http://www.itc.city.hiroshima.jp/whatsnew/renkei.pdf ====================================================================== ◆ 平成17年度 産学官コラボ倶楽部 (広島) ====================================================================== 「ビジネスプロデュースのススメ」   〜これからのコーディネーターの役割とスキル〜  プログラム   【第1回】    日 時:平成18年2月22日(水)14:00〜17:00    場 所:SOHO国泰寺倶楽部 1F サロン室    テーマ:「イノベーションと新産業創出 〜ビジネスプロデュースの基         本的思考〜」    講 師:山口大学 大学院技術経営研究科 久保元伸 教授   【第2回】    日 時:平成18年3月6日(月)14:00〜17:00    場 所:SOHO国泰寺倶楽部 1F サロン室    テーマ:「技術を核にした新事業の組立て 〜ビジネスプロデュースの         ノウハウ〜」    講 師:山口大学 大学院技術経営研究科 久保元伸 教授   【第3回】    日 時:平成18年3月15日(水)14:00〜17:00    場 所:SOHO国泰寺倶楽部 1F サロン室    テーマ:「異分野技術の融合の実践 〜ビジネス・プロデユースの実例」     事例紹介:大島 時生氏(社団法人中国地域ニュービジネス協議会、                 産業クラスターコーディネーター)  参加対象者:産学官連携に関するコーディネート業務に携わる方、および        コーディネート業務に関心のある方 等  定 員:30名程度 ※参加費は無料です。  主 催:中国地域産学官コラボレーションセンター、産業クラスターフォ      ーラム((社)中国地域ニュービジネス協議会) ===================================================================== 【注1】このメールマガジンは,中国地域MOTコンソーシアム関係者に配信     しています. 【注2】上記以外の方には,登録いただいた方にのみ配信します. 【注3】メールマガジンの配信登録を希望される方は,     office@chugoku-mot.orgにご連絡下さい. ======================================================================  ▼ ご意見ご希望は,下記までご連絡ください.    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