─────────────────────────────────── ■■中国地域MOTコンソーシアムメールマガジン第31号(2005年4月3日)■■  このメールは毎月1回(各月の第1週),中国地域MOTコンソーシアム関係 者の他,登録された皆様にお届けします.ホットニュースがあるときには, 号外をお届けすることもあります.  【コンソーシアム会員の連絡ご担当者の方へ】  本メールはコンソーシアム会員の連絡ご担当者にお送りしていますので, 貴社(機関)の関連する部署の方々にもご回覧していただきますようお願い 申し上げます.また,ご連絡担当者以外の方で直接配信を希望される場合に は,コンソーシアム事務局までご連絡下さい. ─────────────────────────────────── 【もくじ】 ●連載第29回「MOT一口メモ」 ●技術経営箚記【さっき】 ●MOT関連情報 ○ナレッジマネジメントフォーラム2006 (4/11 東京) ○横幹連合 第2回技術シンポジウム (4/17 東京) ○平成18年度「発明の日」記念行事 (4/18 東京) ○TECHNO-FRONTIER 2006 (4/19〜21 千葉) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             MOT一口メモ 第29回 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━           「MOT教育の更なる発展を!!」  平成17年度が終わろうとしており、新年度の平成18年度を迎えようとし ています。平成18年度のMOT教育は、中国地域の各大学において新たな展 開があるものと思われます。岡山大学の自然科学研究科ではMOT副専攻がス タートしますし、山口大学においても、地域を拡大して、MOT教育が実施さ れるようです。  広島大学では、平成16年度から理工系院生向けMOT教育を行っています が、従来の科目に加えて、新たに「技術移転論」を加える予定にしています。こ れは、平成17年度に採択された経済産業省MOT人材育成プログラムにおい て開発した「発展途上国への技術移転MOT教育プログラム」教材を活用するが こと大きな狙いです。このプログラムは、ただ単に、理工系院生だけではな く、東南アジア、中国からの留学生や企業の中堅技術者に対しても、是非実施 したい内容が含まれており、大きく活用展開の予定です。  日本経済は、失われた10年からようやく立ち直り、景気回復しているとい われています。しかし、せっかく根付きつつあるMOT教育がここで頓挫する ことなく、経営のわかる技術人材の必要性は、これからも、まったく変わらな いという観点から、産業界が求めているニーズを十分に把握して、MOT教育 のカリキュラムに反映することが重要だと考えます。広島大学は、MOT教育 のひとつのキーワードが技術移転と考えており、技術移転をMOT科目の中に 取り入れ、大きく展開しようとしています。  中国地域の各大学が、それぞれの特長を発揮し、地域に根付き、産業界の ニーズに沿った本当に求められているMOT人材を育成していくことが必要で あるように思われます。                (広島大学産学連携センター 高田 忠彦) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               技術経営箚記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ======================================================================  榊原 清則『イノベーションの収益化―技術経営の課題と分析』  (2005年、有斐閣、ISBN: 4641162530) ======================================================================  イノベーションの創出と企業収益への貢献はMOTの重要な要素であり、本 書ではこの関係に焦点を当てている。まず、わが国における研究開発投資の効 率低下とその要因を検討し、わが国企業の研究開発マネジメントの問題点を指 摘する。次に、イノベーション収益化の好事例として、キャノンのインクジェ ットプリンターと、インテルのマイクロプロセッサーを取り上げ、キャノンの 例では製品としてのプリンターと取替えインクカートリッジの価格設定におい て、「利益プロファイル」を適時変更することで収益確保を狙ったと分析して いる。また、わが国時計産業の事例からは、クォーツという優れた技術を創出 したにもかかわらずその後のクォーツ腕時計のコモディティ化という現実か ら、統合型企業のジレンマという問題点を指摘しており、MOTの課題を考え る上で示唆に富む内容が多い。                         (山口大学 向山尚志) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               MOT関連情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ====================================================================== ◆ ナレッジマネジメントフォーラム2006「知本経営の衝撃」 ======================================================================  主 催: 日本経済新聞社  協 力: 日本ナレッジマネジメント学会  日 時: 2006年4月11日(火) 9:00〜17:00  場 所: 東京国際フォーラム(東京・有楽町)  詳 細: http://www.nikkei.co.jp/events/km2006/ ====================================================================== ◆ 横幹連合 第2回技術シンポジウム (東京) ======================================================================  テーマ: 世界をリードする先進的モノづくりを目指して(2)       創造的課題解決への取り組みと最新デジタルエンジニアリング  主 催: 横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)  日 時: 2006年4月17日(月) 10:00 〜 17:40  会 場: (株)日立製作所 東御茶ノ水ビル大会議室       (東京都千代田区神田駿河台4-6)  定 員: 250名  参加費:   「横幹連合」会員学会の会員(個人正会員)、   「横幹技術協議会」会員企業の関係者:    10,000円(事前申込)、12,000円(当日)   大学関係者・学生: 無料(ただし、先着30名まで)   上記以外は一般: 13,000円(事前申込)、15,000円(当日)   支払方法: 原則、銀行振込みでお願いします。  内 容:   開発・設計プロセス工学技術   開創造的な課題解決技法   DEの新しい挑戦と創造的な課題解決に向けて   パネル討論:DE時代における創造的な技術者の育成に向けて  詳 細: http://www.trafst.jp/events/20060417_symposium.html ====================================================================== ◆ 平成18年度「発明の日」記念行事 (東京) ======================================================================  日 時: 平成18年4月18日(火)11:00〜17:00  会 場: 赤坂プリンスホテル・五色の間       東京都千代田区紀尾井町1−2  内 容:   知財功労賞表彰式(11:00〜11:40)   発明の日記念シンポジウム(13:30〜17:00)   基調講演「創造的知的財産戦略の実現に向けて」    石川正俊氏 (東京大学理事・副学長・産学連携本部長)   パネルディスカッション「グローバル競争を勝ち抜く企業の知財戦略」    江崎正啓氏(トヨタ自動車株式会社理事・知的財産部主査)    岡田和廣氏(株式会社ワコー代表取締役社長)    竹中俊子氏(ワシントン大学ロースクール教授士)    長岡貞男氏(一橋大学イノベーション研究センター長)  申込み: 事前に公募の上、本人に連絡  詳 細: http://www.hatsumei-no-hi.jp ====================================================================== ◆ TECHNO-FRONTIER 2006 (千葉) ======================================================================  主 催: 社団法人 日本能率協会  日 時: 2006/4/19(水)〜2006/4/21(金)10:00〜17:00  会 場: 幕張メッセ  参加費: \1,000(税込)       ただし、事前登録者、招待状持参者および学生は無料    問合せ: 社団法人日本能率協会 産業振興本部内       TECHNO-FRONTIER 各展事務局       TEL 03-3434-1391/FAX 03-3434-8076  詳 細: http://www.jma.or.jp/TF/index.html ====================================================================== 【注1】このメールマガジンは,中国地域MOTコンソーシアム関係者に配信     しています. 【注2】上記以外の方には,登録いただいた方にのみ配信します. 【注3】メールマガジンの配信登録を希望される方は,     office@chugoku-mot.orgにご連絡下さい. ======================================================================  ▼ ご意見ご希望は,下記までご連絡ください.    E-mail: office@chugoku-mot.org **********************************************************************    ☆☆   中国地域MOTコンソーシアムメールマガジン   ☆☆      発 行 :中国地域MOTコンソーシアム事務局 (Chugoku MOT Consortium)        〒755-8611 山口県宇部市常盤台2-16-1 D講義棟4階             山口大学大学院技術経営研究科             TEL:0836-85-9876 FAX:0836-85-9877       http://www.chugoku-mot.org/ **********************************************************************